【投資初心者の必勝法】誰でもできる「ほったらかし投資」とは!?

投資

新NISAが開始した2024年、今まで投資をしていなかった方の中にも、さあ、これから投資を始めよう」という方も多いかと思います。

ただ、いざ証券口座を開設した方からよく聞くのは、「結局何を買えばいいの?」という声です。

そんな投資初心者の方におすすめの投資法が「ほったらかし投資」と呼ばれる手法になります。

名前の通り、買った後はそのまま放置する投資手法なので「本当に大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれませんが、実は理にかなった投資法なのです。

そんな「ほったらかし投資」の具体的な方法ついて、この記事では解説します。

この記事を読んで、今日から投資家としての第一歩を踏み出しましょう!

初心者が買うべき「インデックスファンド」とは

まず、投資初心者におすすめする投資商品で代表的なのは「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託です。

投資信託とは、様々な投資家から資金を集め、運用のプロが数多くの投資先を選定して株式や債券に投資をしてくれる「詰め合わせパック」のような金融商品になります。

(「投資信託の仕組み」一般社団法人 投資信託協会HPより引用)

この投資信託には大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2種類があります。

アクティブファンドとは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資先を選定し、特定の指数を上回る利回りを目指すような投資信託です。

それに対し、インデックスファンドとは特定の指数に連動する利回りを目指す商品のことで、例えば国内であれば日経平均株価やTOPIX、海外であればダウ平均やS&P500といった指数の企業を丸ごと購入するイメージです。

インデックスファンドを投資初心者におすすめする理由は①運用の手間がかからない、②リスク分散ができる、③信託報酬が安いという3つです。

①運用の手間がかからない

例えば東京証券取引所で株式を購入しようとする場合、9:00~15:00の間で取引をする必要があります。

サラリーマンがこの時間に株式を購入しようとすると、勤務中や移動の合間に市場価格をチェックしなくてはなりません。

また、取引の相手は海外の機関投資家が7割以上を占めており、プロ中のプロを相手にすることになるので、いかにハードルの高い戦いになるかは想像に難くないかと思います。

その点、投資信託であれば様々な会社の株式を投資のプロが買ってくれるので、運用の手間がかからないという点は投資初心者にとって大きなメリットになります。

②リスク分散ができる

個別の株式を購入する場合は100株単位で購入する必要があり、数万円~数十万円かかることがよくあります。

また、その資金で1社の株式を100株購入したとしても、その会社の業績悪化で株価が20%下落すると資産が20%下落することになるので、リスクは大きくなります。

それに対して投資信託は投資のプロが投資先を数百社に分散してくれるため、投資初心者にとっても安心な商品といえます。

②信託報酬が安い

インデックスファンドはアクティブファンドと比較すると信託報酬が安いことが知られています。

信託報酬とは、その投資商品を購入した金額に対して発生する手数料のようなものです。

インデックスファンドは通常0.1%前後が多いですが、アクティブファンドでは1.0%を超えるものもあります。

人気のインデックスファンドとアクティブファンドの信託報酬を比較すると一目瞭然です。

例えば、インデックスファンドで人気の”eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)” とアクティブファンドで人気の”ひふみプラス”の信託報酬の差分は年率で約0.96%となり、100万円投資していれば年間9,636円、1,000万円投資していれば96,360円の差が発生します。1年間で96,360円のロスが30年間発生すると約289万円のロスとなるので、どれだけ重要かがわかるかと思います。

投資初心者の王道「ドルコスト平均法」

ほったらかし投資で重要なことは、毎月定額の積立購入をすることです。

積立NISAで積立金額を設定するだけで、毎月決まった日に決まった金額の投資信託を購入することができます。

これは「ドルコスト平均法」という手法で、長期的に決まった金額を毎月購入すると、投資信託1口あたりの購入単価を下げることができるというものです。

投資信託で利益を得るには相場が下がったときに多くの口数を購入し、相場が上がったときに売るのが理想ですが、相場がどうなるかは誰にも分かりません。

したがって、「ドルコスト平均法」の理論に基づいて淡々と積立購入することが理にかなっていると言われています。

例えばガソリンに置き換えて考えてみます。

毎月3,000円を持って月末にガソリンスタンドに行くとすると、150円/Lの時は20L分給油することができますが、値下がりして100円/Lになった場合は30L分給油することができます。

いつガソリン価格が下がるかはわかりませんので、毎月定額でガソリンを給油すると結果的にはガソリン代が低い時にたくさん購入ができるのでお得になるという訳です。(その分、給油回数は増えますが・・・)

必勝法は「相場から退場しない」こと

ほったらかし投資で一番重要なことはどれだけ相場が下がっても、狼狽売りをしたり相場から退場しないことです。

購入した投資信託が20%値下がりしたりすると、「これ以上下がるんじゃないか」と心配になって売ってしまいたくなります。

ただし、過去数十年の相場をみても、幾度の暴落を乗り越えて長期的には右肩上がりに成長しています。

有名な投資家であるチャールズエリス氏の著書『敗者のゲーム』では、「インデックスファンドの長期投資においては、個人投資家が負けないような敗者のゲームこそが最も重要である」と書かれています。これは、テニスのプロとアマチュアを例にあげて、プロのように技術が上回った方が勝利する「勝者のゲーム」よりも、技術レベルに差はなくミスした方が負ける「敗者のゲーム」が投資の世界と酷似している、と説明しています。

すなわち、現代の投資の世界は相手よりもミスの少ない者が利益を出すゲームであり、正しい選択(インデックス投資)を続けることが勝利につながります。

これから投資を始める方は、ぜひインデックスファンドの「ほったらかし投資」で自由で明るい将来を勝ち取りましょう!

※最終的な投資決定はご自身の判断・責任でお願いします。
 当記事に記載のある内容(誤りがあった場合も含む)によって
 発生した損失や損害、トラブル等に対し筆者は一切の責任を負いません。
 あらかじめご了承ください。

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