どうも、ぴろ吉です!
私は社会人生活10年目の関東私鉄に勤務するサラリーマンですが、9年目までは銀行員として全国を飛び回っていました!
就活ランキングでも上位に上がることが多い銀行業界ですが、そんな私が銀行業界を経験して良かったこと・悪かったことをお伝えします!
この業界に興味がある就活生や転職活動中の方、興味がある方にぜひ、みてもらえればと思います!
銀行業界でよかったこと
経営に関する知識(財務、会社法など)が身に付いたこと
銀行では、融資の営業では当然、取引先の決算書をみることになるので、財務の知識は必然的に身に付きます。
P/L、B/S、キャッシュフローといった考え方はどの会社でも必要になる知識ですし、自分の家計の見直しにも役立つ知識です。
私もいずれは副業の情報発信が軌道に乗ってくれば独立して事業化したいと思っていますが、自分で会社経営をする際にも必須の知識になるため、新卒で銀行に入社してよかったと改めて思いました。
また、取引先の代表者変更や商号変更といった管理業務に対応するために会社法の勉強をしました。
そもそも株式とは何なのか、株主総会や取締役会が持つ役割は何なのかといったことを知っておくことで、自分が株式投資をする際の素養になったと思います。
営業ノウハウやノルマへの耐性が身に付いたこと
銀行といえば融資残高、融資件数といった営業ノルマが厳しいのは有名ですね!←
私は人と話すのが好きだったり、関係機関と飲みに行くのも好きだったので営業自体も意外と楽しんでました。
ただ、年次が上がってくるにつれて与えられる目標も高くなっていくので、課長手前までの中堅社員は毎月の営業会議で詰められているのを見ていたので、人によっては本当に大変だと思います。
飛び込み営業も経験しましたが、このような見知らぬ人にどうやって気に入られるかという営業経験は公私ともに必要なスキルだと思うので、経験しておいてよかったと感じています。
地方移住が経験できたこと
私の所属していた銀行は全国46都道府県(沖縄以外)に支店があったので、良くも悪くも全国津々浦々に住むことができました!
私は生まれてから大学を出るまで川崎の実家に住んでいたのですが、父と母は九州の田舎出身だったので毎年田舎に帰省するのが楽しみだったこともあり、自然と全国転勤に魅力を感じていました。
独身時代は埼玉、山形、岡山といったところで6千円/月の社宅に住むことができ、会社のお金で全国を旅行している気分でした(笑)
山形にいるときは東北地方を全県回ったり、岡山にいるときは山陰・山陽を回ることができてご当地のお酒を飲み歩いていました←
このような生活に魅力を感じる方にとっては天国のような会社だと思います!
銀行業界の悪かったこと
営業ノルマと戦い続けなくてはならない
メリットの裏返しになりますが、融資残高や融資件数といったノルマとはずっと付き合わないといけません。
これはプレイヤーである時は当然のことですが、管理職(課長、次長、支店長・・・)になっても上司や本店から営業ノルマを達成していないと詰められます。
また、最近の中間管理職は部下に対してハラスメントと感じてしまうような指導はできず、かつ上司や本店からは厳しい怒号を向けられるため、非常に大変な立場だと思います。
こういった厳しい戦いの中で生き残れる人が銀行業界で出世する人だといえるでしょう。
全国転勤と付き合っていかなければならない
全国に支店のある銀行の場合、一部の本店畑を歩むエリートを除いて全国転勤からは逃れることができません。
私も独身時代は全国転勤を楽しんでいましたが、結婚して子供が生まれると話は違います。
家庭を持つと単身赴任か家族・子供についてきてもらうかのどちらを選択することになりますが、単身赴任は毎月(人によっては毎週)自宅に帰らなくてはならないし、家族についてきてもらうと子供が転校・転園しないといけない負担もかけてしまいます。
そして、あくまで私見ですが円満のご家庭は少ないように感じました(笑) (奥さんがいるのに地方で羽を伸ばして遊んでいたり、子供が不良になってしまったり・・・etc)
取引先の倒産を目にすることになる
半沢直樹のドラマで融資を断られた中小企業の社長のシーンがありましたが、まさにあのイメージです。
私も、融資を断ることになった時には「もう死ぬしかない」といわれたこともあります。
銀行も経営していくためには融資ができないという判断もやむを得ないと思いますが、現場ではそのようなシーンに幾度となく立ち会わなければなりません。
取引先にお断りの連絡をする時が、仕事をしている中で1番辛かった時なのは間違いありません。それを理由に病んでしまう方も多くみてきました。
銀行員になるからにはそのような精神的な強さが必要になります。
以上、銀行業界のメリデメをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも銀行業界に興味を持ってもらえたらうれしいです!