ほったらかし投資がいかに理にかなった投資法なのかということは別の記事でも解説してきましたが、「じゃあ具体的にどんな商品を買えばいいの?」と悩んでしまう方も多いかと思います。
そんな方々のために初心者におすすめの投資商品3選をご紹介したいと思います。
この記事を読むだけで、誰でも簡単に投資家の仲間入りをすることができますので、ぜひご覧ください!
全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)
まず1つ目は、「全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)」です。
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500といった株価指数と連動したリターンを目指す投資信託になります。(詳しくはこちらの記事でも解説しています)
楽天VTIはその中でも、全米の株式市場に上場している4000社以上の銘柄を網羅したインデックスファンドになります。
また、似たようなものに楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)というインデックスファンドもあります。
こちらはS&P500に含まれる500社の中型・大型株式に絞っているので更に安定したリターンが見込めますが、基本的にはどちらでも構いません。
ちなみに、あの厚切りジェイソンさんも楽天VTIに10年以上投資しつづけることで5人家族が困らないくらいの資産を作ることができたことは有名な話です。
私が米国市場をお勧めする理由は3つあります。
1つ目は、米国の総人口は右肩上がりに増加していることです。
(JETROホームページ 「地域分析レポート」より引用)
日本は少子高齢化問題が叫ばれてから久しいですが、それに対して米国は右肩上がりの人口増となっています。
基本的に人口が増加することでGDPの増加が期待でき、必ずとはいえませんが経済成長が見込めます。
(ちなみに、日本は1990年代からGDPはほとんど横ばいとなっています・・・)
2つ目は世界的な企業がそろっていることです。
米国にはジョンソンエンドジョンソン、P&G、マクドナルド、コカ・コーラ、スターバックス、ウォルトディズニーといった世界的に商品を展開している企業が多く、私たちの身の回りにもこれらの商品をよく目にします。
巨大IT企業であるGAFAMが生まれたのも米国ならではのイノベーションが起こりやすい環境が大きく影響しています。
古くから生き残っている企業や先進的な企業など様々な強みのある企業であふれた市場であることは間違いないと言えます。
3つ目は株主還元意識が強い風土が根付いていることです。
米国の株式市場(NYダウやS&P500)は企業の成長性や利益率、知名度など様々な選定基準で定期的に入れ替えが行われており、その時代に適した企業でないと生き残れない厳しさがあります。
また、日本では最近になって株主還元に対する意識が醸成されていますが、数年前までは企業同士の株式の持ち合いが当たり前で、海外投資家からはあまり評価されないことが常態化していました。
米国市場は厳しい経営環境と国内・海外投資家による厳しい視線が注がれていることで、株価が上昇しやすい環境が整っているといえます。
楽天高配当株式米国ファンド(四半期決算型)(通称:楽天SCHD)
2つ目は楽天高配当株式米国ファンド(四半期決算型)(通称:楽天SCHD)です。
これは、シュワブ米国配当株ETF(SCHD)と呼ばれるダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動する成果を目指す投資信託ですが、わかりやすくいうと、値上がり(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)の両方を狙える投資信託になります。
(キャピタルゲイン・インカムゲインについてはこちらの記事で解説しています)
米国市場の魅力については上述しましたが、その中でも高配当を出すような優良企業に特化しており、今後も増配や株価の上昇を狙える投資信託になります。
2024年9月18日から運用開始となるホヤホヤの投資信託に見えますが、元になるシュワブ米国配当株ETF(SCHD)は2011年10月20日から運用開始となっており、右肩上がりで株価が上昇&分配金も出し続けています。
(日本経済新聞HPより引用)
また、年4回の分配金が貰えることも大きな特徴であり、楽天VTIで物足りない方はこちらの投資信託もチェックしてみてください!
日本国内の高配当株
最後におすすめしたいのは、日本国内の高配当株と呼ばれる個別株です。
これまでおすすめしていた米国市場への投資は成長性が高い反面、為替リスクが発生します。
1ドル150円で購入した投資信託が仮に1ドル120円まで円高ドル安が進んだ場合、投資信託の基準価額が±0円だったとしても、為替の影響で-20%下落することになります。
しかし、国内の投資信託や個別株であれば為替リスクはありませんので、単純に株価の上昇や配当金がリターンとなります。
個別株式は難しそうというイメージがあるかもしれませんが、私がおすすめするのは三菱商事やNTTといった誰もが知るような有名企業でしっかりと配当金を出すような高配当株です。
ただし、高い配当金を払っていても、赤字であったり市場が縮小しているような企業だと減配リスクがあるので要注意です。
株価が将来どうなるかは誰にも予想できませんが、しっかりと売上を伸ばし続けられる企業であれば、たとえ株価が下がったとしても配当金をもらうことで損失を補填することができ、企業の財務体質がしっかりしていれば株価が上がるまで長期保有することもできるので、初心者にはおすすめです。
以上、ほったらかし投資におすすめの商品3選でした!
ぜひ参考にしていただき、今日から投資家としての第一歩を踏み出しましょう!
※最終的な投資決定はご自身の判断・責任でお願いします。
当記事に記載のある内容(誤りがあった場合も含む)によって
発生した損失や損害、トラブル等に対し筆者は一切の責任を負いません。
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