【話題】米国高配当投資信託「楽天SCHD」について解説!

投資

こんにちは、1000日後にセミリタイアするぴろ吉です!

今回は、2024年9月27日(金)~NISA成長投資枠の対象としても販売開始した「楽天SCHD」について解説していきます。

株クラ界隈でもかなり話題となっている商品ですが、「名前は聞いたことあるけれども具体的にどんな商品なのかよく分からない・・・」という方も多いかと思いますので、シンプルにわかりやすく説明していきます!

楽天SCHDのまとめ

まず、先に結論(まとめ)です。

楽天SCHDはかなりおすすめできる商品です!
(※投資はあくまで自己責任でお願いします)

【主な特徴】

  • 米国の高配当利回り銘柄100社で構成される「シュワブ米国配当株式ETF(SCHD)」への投資がメイン
  • 配当収益(インカムゲイン)の確保や中長期的な値上がり(キャピタルゲイン)の両方が狙える

【具体的なデータ】

  • 信託報酬 年0.192%
  • 予想配当利回り 年3.0~3.5%前後(2024年10月現在)
  • 平均増配率 約12%(過去5年) ※12年連続増配中 
  • 分配金 年4回(2,5,8,11月)

【楽天SCHDとは】米国の成長中&高配当企業100社への分散投資ができるパック商品

楽天SCHDとは、正式名称「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)という投資信託。

主に米国の「シュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)」に投資をするもので、ダウ・ジョーンズ・USディビデンド100インデックスと呼ばれる米国指標に連動する投資成果を目指します。

投資先の選定基準として、10年以上配当金を出し続けていたり、5億ドル以上の時価総額を維持していたり(その他にも利益率や負債比率など)様々な厳しい条件が設定されており、それをクリアした優良企業に投資しています。

具体的な投資先はこちらです。

(楽天証券HP 特集「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」より引用)

世界的に有名な飲料企業であるコカ・コーラや投資運用会社のブラックロックといった安心感のある名前が並んでいます。

ちなみに、3か月に一度、組み入れ比率の見直し(リバランス)を行っているため、時間がない会社員の方にはありがたいですね!

【なぜ話題!?】楽天SCHDの特徴

なぜここまで話題になっているのかというと、今までは国内の証券会社では購入することができず、海外の証券口座を保有している方しか購入できなかったので、投資家の方たちにとっては待望の商品だったためです。

元々楽天SCHDの投資商品である「シュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)」は2011年10月20日に設定された投資信託で、12年以上増配している有名な米国高配当ETFだったので、日本の投資家からは以前から国内でも購入できるようにしてほしいという声は多かったようです。

実際に楽天証券では2024年9月27日に販売後、1週間で100億円を達成するなどこれまでの期待通り多くの方が購入しています。

そして、一番大きな特徴は配当収益(インカムゲイン)と値上がり益(キャピタルゲイン)の両方を狙えるという点です。

楽天SCHDは販売開始したばかりなのでまだ運用実績は見られませんが、シュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)の過去の運用実績はこちらです。

(米BlooomBerg HP 「シュワブ米国配当株式ETF SCHD:US」より引用)

  • 過去5年のトータルリターン 18.69$⇒28.81$(+54.1%)
  • 配当利回り 3.49%(2024年10月時点)
  • 経費率 0.06%

非常に高い運用結果となっています。

【注意】楽天SCHDのデメリット

これまでは楽天SCHDの良い部分ばかりを解説しましたが、一方で、デメリットも存在します。

①為替リスク

ドル建ての投資となるため、円高ドル安に傾いた場合に資産が目減りするリスクがあります。

例えば、1ドル150円⇒130円まで円高ドル安が進行した場合、含み益100万円⇒86.6万円まで目減りしてしまいます。

これは逆も然りで、円安ドル高局面では資産増となるので、一概に悪いとはいえませんが、投資タイミングには注意が必要です。

②成長鈍化&減配リスク

高配当企業への投資で避けられないのが企業の成長鈍化+減配リスクです。

一般的に高配当企業というのは、発生した利益を配分する際に、その企業が成長するための成長投資<株主への配当に重きを置いています。

すなわち、企業の成長(キャピタルゲイン)が見込みにくいのが一般的です。

また、企業の業績が好調な時は株主への配当も潤沢に捻出できますが、業績が悪化した際には減配するリスクがあることは注意しなくてはなりません。

③米国への一国集中投資リスク

米国企業の100銘柄に分散投資はしていますが、国単位でみると米国への一国集中投資になります。

これは、今後中長期的に中国やインドといった新興国が台頭してきて米国よりも高いパフォーマンスとなる可能性がある点に注意しなくてはなりません。

また、米国経済が不況になった場合や、可能性は著しく低いですが米国経済が破綻した際に大きな損失を被る可能性がある点も理解しておきましょう。

デメリットについては楽天SCHD特有のものというよりも、高配当企業への投資やドル建て資産への投資に共通するリスクなので、あくまで他の資産とのバランス(アセットアロケーション)が重要になります。具体的なアセットアロケーションについては別の記事で解説します。

以上、楽天SCHDについて解説してきましたが、個人的には総じて購入したいと思える投資信託でした!

皆さんの参考になればうれしいです!

※最終的な投資決定はご自身の判断・責任でお願いします。
 当記事に記載のある内容(誤りがあった場合も含む)によって
 発生した損失や損害、トラブル等に対し筆者は一切の責任を負いません。
 あらかじめご了承ください。

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